2010.07.17 フジファブリックpresents フジフジ富士Q@富士急ハイランドコニファーフォレスト


ただいま。
わーっと行ってわーっと帰ってきましたよ。
わーにもいろいろあるけれど。
渋滞で思いのほか時間がかかって急に不安になってなんか非常食にお手軽焼きそば(初めて見た!これしか買うものがなかった!)を購入してみたりしたけど結局そのあとからスムーズになり無事に焼きそばに手をつけることなく富士Qに到着。
現地集合組とも無事に合流。
富士吉田うどんをなんとか食べたら、もういい時間でした。
前回氣志團万博で富士Qに来たときに車の中から発見して「富士吉田うどん!志村が言ってた!食べたい!」とフジ組で騒いで食べた思い出あり。
その時に食べたのと同じお店でいただきました。
うどん、美味かったっす。
時間が時間だったからか、せっかくあった可愛らしいゲートは閉鎖していて通らせてもらえませんでした。
時間が早かったら通れたのかなー。
入場のときにもらったピックが可愛らしくて嬉しかった。
あのクリスマスのピックを思い出す。
会場は超満員。
前回(氣志團万博)に来たときにはソールドになってなかったからもっと余裕があったけれど、今回は人の多さに圧倒された。
なんだか映像が流れていたみたいだけれど、まったく観れなくて残念!
なんだか身の回りを整えたりしているうちに『大地讃頌』が聴こえてきて、すでに鼻がツンとした。
16:00 フジフジ富士Q、開幕。
空は快晴。







SE 大地讃頌富士吉田市立下吉田中学校 平成七年度卒業記念CDより)


奥田民生
1.桜の季節




安部コウセイ(HINTO)
2.虹
3.モノノケハカランダ




ハナレグミ
4.ダンス2000
5.ルーティー




クボケンジ(メレンゲ
6.バウムクーヘン
7.赤黄色の金木犀




斉藤和義
8.地平線を越えて
9.笑ってサヨナラ




ハヤシ(POLYSICS
10.TAIFU
11.B.O.I.P




藤井フミヤ
12.タイムマシン
13.若者のすべて




氣志團
14.ダンス2000
15.茜色の夕日




和田唱TRICERATOPS
16.Strawberry Shortcakes
17.陽炎




真心ブラザーズ
18.TEENAGER




真心ブラザーズスカパラホーンズ
19.線香花火




スカパラホーンズ
20.Surfer King





PUFFY
21.DOKI DOKI
22.Bye Bye




片寄明人(Great3,Chocolat & Akito
23.花
24.サボテンレコード




吉井和哉
25.マリアとアマゾネス
26.Anthem




くるり
27.Sunny Morning
28.銀河




アンコール


29.会いに




奥田民生
30.茜色の夕日








大ちゃんいわく、動員16000人。
志村出身の中学校の子らも制服で来てくれていた。
空は本当に青くて綺麗だった。
民生さんの桜の季節から始まった、このライブ。
自分でもどんな風になっちゃうのかわかっていなかったけど、さっそく目から次々に溢れ出るものはアゴからしたたり落ちて止める気にもならなかった。
始まりは『桜の季節』
歌うのは野球少年をミュージシャンに変えた、奥田民生
間違いないんだけれど。
フジファブリックの音がそこにあるのに、なんでひとつだけ、音が、声が、足りないんだろう。
どうして、あの子がここにいないんだろう。
このステージに一番立つべきあの子が、いないんだろう。
1曲1曲聴くたびにどうしても思わずにいられなくて、カラダがリズムを上手くとれなかった。
そのぶん涙ばっかり出てきた。
いっくら見ても、いないから、つい空を見ちゃってた。
安部コウセイさん。
虹。
四季版から急に光があるような外に向かっているような曲にびっくりしたことを思い出す。
永積くんのルーティーン、すごく素敵だった。
AKANEIROを思い出した。
永積くん、エレキを弾きたいって言ったら志村に抱きしめられちゃったって、言ってたね。
メレンゲのクボさん。
やっぱり赤黄色の金木犀は秋に聴くことはできないんだなぁ。
斉藤和義の地平線、かっこよかったな。
てか、かっこよすぎだな。
なんだかいつもステージを動き回るのがなんともぎこちない姿がよぎる。
「志村くんの歌、面倒くさい」って言われてたわ。
ハヤシくん。
TAIFUにB.O.I.Pってぴったりな選曲でした。
盛り上がってたなぁ。
でも私は「トイス!」には乗り切れず。
私にとってはいつぶり?って思い出せないくらいだけれど、ひさしぶりにその姿と歌声を聴きました。
私にとっては特別な存在、藤井フミヤ
若者のすべて
どの曲だってそうだけど、この曲は歌うとしたら誰が歌うのかなってたぶん一番気になっていた。
ふいうちでラジオから流れてきたこの曲が、志村の声でなく、桜井さんの声だったことがなんだか無償に引っかかったからだと思う。
フジファブリックの歌を、志村じゃない人が歌っているのが、なんだか正直ショックだった。
お天気のいい昼間の友達のうちのリビングで、産まれたばかりの赤ちゃんを目の前に、ぼんやり聴いた。
そんな曲をこの場ではフミヤが歌ってくれた。
そこでまた涙腺がゆるむ。
転換のあとの、氣志團
まさかBE MY BABYがかかるとは想像だにしてなくてびっくりした!
そしてダンス2000!こんなダンス2000あるかい!光ちんテルミンって!って思ったけど、なんていうかフジメンバーが演奏をしてるなかボーカル&ギターのフロントだけが違うのではなくて“氣志團フジファブリックの曲を演奏して歌っている”ということにちょっとほっとした。
そして相変わらずの團長のMCにやっと笑えた。
なんだかやっと息ができた気がした。
「軽快な四つ打ちなのはずなのに、こんなに気が晴れない曲なんて・・・」
ってなことを。確かに。
そしてやっぱり『茜色の夕日』
「やっぱり」と思いつつ「2度も聴くことになるなんて」とも思う。
カウントダウンで聴いたときにはわんわん泣きながら、聴いたんだった。
涙はやっぱり出るけれど、やっとカラダがリズムをとれるようになってきた。
ここでさらに転換。
和田さんの陽炎。
ずっと聴きたかったのになぜかいつも彼女が行くときにはやらなくて、離れた席でこの曲を始めて生で聴いている友達を思う。
富士山がステージから、綺麗に見えたみたい。
私たちからは草で見えなかったけども。
最後の各ソロ。
初めて聴いたときに志村のメンバー紹介にぐっときたのを思い出す。
ここでフジメンバーのMCかな?
トークあらためカトッチ。
「富士山とかけて好きな女の子の部屋とときます」(うろ覚え)
「その心は、登頂(盗聴)したいのはヤマヤマです」
綺麗に整ってるけど、それってどうなの。
志村じゃないんだから。(尾行はプロ並みだったよね)
真心。
あぁもうかっこいいなぁ。
やっぱりフジファブリックの曲は、かっこいい。
スカパラホーンのSurfer King。大好きだー
サーファーきどりツアー、なんだか好きだったなぁ。
自由に動きまわる大ちゃんが新鮮で。なんかレーザーとか出してて。
インストだけどコーラスだけがある。
インストだから、メインボーカルはもともとないんだけれど、コーラスだけがあるから、やっぱり、足りない。
PUFFY姉さん。
唯一の女子にちょっと華やぐ。
姉さんたちから見た志村とか恋話とか、急に目線が近くなったようでそれはそれでなんだか胸がキュウッとなる。
片寄さんの、花とサボテンレコード。
この時、席を離れていたタイミングだったのでなんだか空が広く見えました。
サボテンレコード、あんまり回数を多く聴けた曲ではないけれど、大好きな曲。
吉井さん。
マリアとアマゾネス。
選曲が。かっこよすぎます。
だからなんかもうみんな、かっこよすぎることが泣けてくる。
なんか、ほら、あの決まりきらない「ここ、かっこいいところのはずなのに!」ってところが志村と思っているから。
「志村の代わりにはならないですけど」と「大好きな曲です」と歌ったのが“Anthem”
三日月が出ているって吉井さんが教えてくれて、三日月を見上げながら聴いていた。
時には目をつぶって聴いていたら、サビの部分で目をつぶっていてもまぶしいくらいのライトの光が瞼に飛び込んできた。
目を開けたらすっかり夜になってまぶしいくらいの照明がステージにあふれてた。
その中央で吉井さんがAnthemを歌っていた。
フジファブリックの、舞台照明が大好きだったな。
野外で昼間からだったからだけど、そんなことも忘れてたな。
くるり
フジファブリックは今日、日本一かっこいいバンドです。日本一、輝いています」
心から大きな拍手を。
まだ誰も歌ってないことにずっと気づいていたけれど
「初めてラジオで聴いて“フジファブリック”という名前を知って『なんじゃこりゃ』と思った曲」
と言われての“銀河”。
私が始めて聴いたのはまさしく銀河で、まさしく「なんじゃこりゃ」と思ってそれから聴き続けているフジファブリックです。
「ああ、そうなんだよね」と気持ちを代弁されてしまったようで、たまりませんでした。
銀河のイントロで志村が「イエーーーィ!」と言うのを毎回待ち構えていた。
BOXのライブDVDの最後の曲も銀河で、この「イエーーーィ!」がもう聴けないんだ、って思った。




EN
『会いに』
「せっかくなんで新しいアルバムから1曲」
加藤さん作詞。
山内さんボーカル。
まっすぐな歌声。
これからのフジファブリック
やっぱりまだまだまだ涙は止まることを知らないみたいに出てきた。
いろんな思いをのっけて。





最後の締めは民生さん。
そして『茜色の夕日』
翔やんとはまた違う、茜。
優しくて力強い、茜。
この人が歌っていてくれたおかげで、私たちも志村の歌を聴くことができたんだなぁ、と目の当たりに思う。






本日出演の面々とフジファブリックとの、志村との、写真が映し出される中のここにきての志村の声のフジファブリック
若者のすべて
そして最後に、花火。
綺麗だった。
今年はもう見れないかもしれない花火。
綺麗だった。






自分でどうなるのかわからないと思っていたけれど、フタを空けてみたら私は4時間ほぼ泣きっぱなしだったかもしれない。
出てくるものはしょうがないわーと泣きたいだけ泣いていたら、日中の陽射しのせいもあって相方ちゃん(@ドーパン)と2人で「頭痛い・・」と薬を飲むまでに。
なんだか光る虫が飛んでいて、蛍なのかライトに照らされただけなのかわからない正体不明の虫になぜか「蛍いたね」ってまたそこで号泣してみたり。
なにやってるんだか(笑)
でも、やっぱり行ってよかったです。
あの場を自分で体感できてよかった。
やっぱりどうしても志村の声が、音が、志村がいないのが辛くてしょうがなかったけど、それはどうしたって避けて通れない体感しなくてはいけないことだった。
でもそこには音楽があった。
志村のつくった音楽があった。
そしてそれは消えないんだな。
私が毎日の中で思い出しては口ずさむように、こうやって歌われてゆくんだ。
今はただ、そう思っている。


だらだらと思ったことを書き連ねてみたけれど、無事にフジフジ富士Q、終了しました。
たぶんきっと全国各地(一番遠くはニューヨークからだっけ?)から参加の皆様お疲れさまでした!
出演のアーティストの皆様、スタッフの方も暑い中お疲れさまでした!
(って私が今さらここで言うのもなんですけれども!)
そしてフジファブリックの皆様お疲れさまでした!
特に金澤さん!
渋滞の中、お疲れさまでした!
帰り道のパーキングエリアでまさかの遭遇で、快く握手してくれて、なおかつ手を振ってくれたりなんかしてくれて、ありがとうございました!
ただのファンです!!!