弾きが旅だよ人生は! ~YOYOGI DE 360度ステージ囲みまくって熱唱しまくっちゃいナイト~ @国立代々木競技場第二体育館

運よく声をかけていただき、いそいそと行ってまいりましたよ。
ワンマンは小金井公園の雨のフリーライブ以来のハナレグミですよ。
そしてなぜか本日も雨がしとしと降っている中、初の代々木第二体育館に向かいました。
初めて足を踏み入れた会場、入ったとたん友人と一緒に
「わぁ、なんだかいい感じだねぇ!」
と声をそろえてしまいました。
ステージが見下ろすように丸見えなのが、すり鉢状の会場自体が久しぶりなのも手伝ってなんだか新鮮。
とはいえ収容人数は3000人ちょっとのはず。そら丸見えのはず!
代々木体育館は第一も第二も外から見た建物のシルエットが似たような、中心に向かって天井が高くなっている形なのですが第二は小さい分、なんていうかより傾斜がきつくなっているというか、キスチョコの中に入っちゃった、みたいな感じ?
大きなライトがぶらさがるようにいくつもあって、天井が低いからステージを見ると目線に入るんだけど邪魔にならないというか、それすらいい雰囲気。
そういえば第一体育館なんて、すんごい広かった印象はあるけれど天井なんて全然記憶にないのになぁ。
本日はセンターステージ。とはいえ半月型のようなステージ、正面があるので後から横から見る形の席の人もいます。
後方の席は奥行きが狭く、正面になるほど奥行きが深く。
私の席はといえば、ほぼ正面の一階席の前より。
そこに向かう途中で座席に向かって縦長のスピーカーが支えあうように2・3個ずつ置いてあったけど、でっかい黒板消しのようだった。
なぜかというとスピーカーの枠が木だったし、思えば天井も茶色だったし席の仕切りも茶色だった。
だからなんとなく「木」の印象があって体育館なのに暖かい感じがするんだろうなぁ。
そしてステージに近寄って見てみると、んん?
半月状に見えたステージの後ろには奥行きがあって、きちんとテーブルクロスのかかったテーブルに、お茶セットみたいなのまで置いてないかい?
というよりステージにもいくつかのいろんな大きさのスタンドライトやちょっとした家具らしきものもあって・・・家みたい!
クロスのかかったテーブル席のほうには、ベンチやらおおきなグリーンもあってさながらテラスってとこかな?
ステージ自体、色とりどりのペイントみたいなのもあって、なんだか楽しい!
これだったら斜め後ろのこんなとこから見ちゃっても楽しいだろうなぁ、とワクワクと人様の席で妄想し
「ねぇねぇ、ここの席も楽しそうだよねぇ!」
と友人に振り返って興奮して話しかけたら、見ず知らずの人だった。
い、いつのまに!
「ごめんなさい!」と赤面したら「大丈夫です!」と言われた。
見ず知らずの優しい方の奥に懐かしい友人のアワアワした顔が見えた。
それでもジロジロ飽きることなく見ていたら、私いわく「テラス」らへんに人影が。
バスローブ姿の・・・永積くん・・・・?
(ここまでの描写が若干曖昧なのは、度の合ってない眼鏡をかけていたためデス・・・)
お疲れ目だったので優しい眼鏡で・・・と思ってたけどこれはちゃんと細部まで見ないともったいなーい!
と慌ててコンタクトをいれまして。
そろそろライブの始まりですよ。





順不同で曲名がわかった、覚えてる曲だけメモ。



かこめかこめ/そして僕は途方に暮れる/Jamaica Song/督促嬢/音タイム/かえる/さらら/マドベーゼ/ハンキーパンキー/Wake Upしてください/今夜はブギー・バック/明日天気になれ//家族の風景/さよならCOLOR/


音タイム/withオオヤユウスケ・タカノヒロシ
今夜はブギー・バック/withスチャダラパー





永積くんが一人で歌っているときには、うしろのテーブルやベンチでイクちゃんたちがお茶(?)を飲んで話していたり、時にはステージにペタンと座りこんでいたりして、会場もお子さんがいたり、飲食しながらの人がいたり、座ったり立ったり踊ったり歌ったり、いろんな人がごちゃまぜの、丸ごと楽しい空間だった。
ライブハウスで知らない人たちと距離がまったくない状態で踊る一体感とはまた違う、全然別な個なのに一緒の空間にいる、一体感だった。
のびやかな声で部屋の中にいるようにスタンドライトの灯りの中たくさんの人に囲まれて歌う永積くんを見て
「音楽って自由なんだなぁ」
と思った。
これもそれもあれも音楽なんだなぁ。



ファンキーな曲で踊りたいときには立って聴いていた会場が、その後しっとりした曲になり座るタイミングを逸したというか「立とうか座ろうか」みたいにそれぞれがなり、なおかつあの会場の難点は椅子を座るために引くとギギーとけっこう音がするところで、ギギーと音をならして座り始めた自分達に会場がみんな可笑しくなり自分達で笑っちゃったのでした。
そしたら永積くん、ぴたっと歌うのをやめてしまった。
会場中さらに笑いに(笑)
「俺はギターしか見てなかったからさぁ、なんだろうかと、パンツ事件かと思っちゃったよー」
と自分のパンツ(チャック?)を確認する永積くん。
前にも、みんなが笑ってて何かと思ったらいつのまにか隣で柴犬が見上げてたことがある、なんて話をしてくれまた曲に戻り。
「歌うと子供のテンションが高くなるけど、あれ歌いたいんだよ」
といった矢先に子供の雄たけびが聞こえたり(笑)
「わかってるなぁ(笑)」
ステージ横の人に向けて、自分の椅子を真横にずらして歌ったり、「たのしーい!」と言われてこっちも「たのしーい!」と言っちゃったり、「トイレにはいつ行ってもいいからねー」って言われたり、終始ゆったり楽しい時間だった。
そして私としては家族の風景・音タイム・さよならCOLORはもちろんのこと、
RSR05で聴きそびれた大好きな『そして僕は途方に暮れる』が聴けて嬉しかった!
RSR07の映像で見てうらやましかった『今夜はブギー・バック』×スチャダラが聴けて楽しかった!
本編は今日という日にふさわしい
『明日天気になれ』で終了。
明日天気になれ!