祈。

久しぶりに手元に戻ってきた東京ドームGIGのDVDを見る。
氣志團のDVDはどのDVDも、それこそ数えられないほど繰り返し見ている。
自分でも不思議だけど、何回見ても飽きるなんてことはないし、見るたびに発見がある。
あれ、こんなカットあったっけ?とかこんなところでそんなことを!とか、今思えばあれだったんだ!とか、ん?待てよ?とか。
ドームDVDでは今まで見たことのないような表情を、それは本当に一瞬だけど時折翔やんが見せ、そのたびにドキリとする。
あらためて思うけれど、本当に團長の言葉は心の大事なところにストンと落ちる。
そしてランマの病室からのメッセージ。


あれ?
なんだろ。
涙がじんわりと浮かんできてランマがぼやけてる。
今さら?
自分でも、なんでって思ったけど



男闘呼塾SUMMITー!
RSRー!!
幕張ー!!!



とか、ただただ会えることを喜んでいられる『今』であって、よかったなぁ。と思ったのだ。
あの時には本当に最悪の事態までも考えた。そうはならなくても、ステージに立てるようになるのかと。
大阪城ホールでは心底嬉しくて安心したけど、「大丈夫なのか?」という気持ちもずっとあって、でもそういえばZeppではまったくランマの心配なんてちょっとも頭をかすめなかった。
そんな『今』で本当によかった。
ランマがいてくれて、よかった。



そんなことを思っていたら どうしても私には思い出さずにはいられない人がいる。
仙台で最終章ツアーのエンディング映像を初めて観たとき、宣伝文句通りに私の俺オレOREタオルが涙で真っ青になるくらいに泣いた。
あの映像にではなく、あの音楽にだ。あのドラムの音に、だ。
お願い、というよりも祈る気持ち。
どうか元気でいて欲しい。
守れるものなら、守ることができるなら、大事にして欲しい。
「会える」ってどれほど幸せなことだろう。